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英語のリスニングってどうしてこんなに難しいの〜??
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それは日本語にない「音の変化」が原因なんだ!
みなさんは以下の言葉を聞いたことはありますか?
- リンキング
- リエゾン
- リダクション
- フラッピング
- タッピング
これらは日本語にはない、英語特有の音の変化の種類です。
これらが日本人にとってリスニングが難しいと感じさせる原因となっています。
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マスターすればリスニングが簡単になるかも?
今回はリンキング・リダクション・フラッピングなどの英語の音の変化の知識をつけることで、リスニング・発音を上達させていきましょう!
「リンキング」などの名前や細かい分類方法は覚えなくてOK!大事なことは、自分の口で発音できるようになること。 できるようになると発音が良くなるのでスピーキング力UP!さらにリスニング力もUPします!
1.リンキング(リエゾン)とは
- リンキング:主に英語についての音の変化を示す
- リエゾン:本来フランス語について使用される
※一般的にはどちらの言い方を使用しても間違いではありません
リンキング(リエゾン)とは、隣り合う単語の音と音をつなげる発音方法で、
子音が後に続く母音に影響を受けて、本来の音から変化することを指します。
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よくわからないな〜…例えばどういうこと?
例えば「カエル」という単語。日本語だと文字通りに「カ」「エ」「ル」それぞれ発音します。
もし英語の場合、「カエル」は「ケル」のような読み方になります。
「カ(子音)」が「エ(母音)」に引っ張られて、「ケ」になってしまうようなイメージです。
日本語では母音(アイウエオ)や子音(カキクケコなど)は関係なくそれぞれの文字の音を別々で発音するのに対し、英語では母音と子音が隣り合うと、合体して発音されます。
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まだまだ分かりにくい?大丈夫、大事なのはここから!英語の実際の例を見ていこう!
リンキング(リエゾン)の例
※発音をカタカナ表記にしていますが、実際の発音とカタカナでは少し違うので参考程度に見てください。大切なのは耳で覚えることです!
主語「I」で起きるリンキング(▶︎を押すと再生できます)
Can I | キャナイ(キャン+アイ) | |
Could I | クダイ(クッド+アイ) | |
Should I | シュダイ(シュッド+アイ) | |
And I | ア(エ)ナイ(ア(エ)ンド+アイ) | |
Then I | デナイ(デン+アイ) | |
When I | ウェナイ(ウェン+アイ) |
母音から始まる前置詞でのリンキングは先ほどのような明らかな短縮はされず、子音が母音に少し引っ張られるように発音します。
on | I’m on 〜 He’s on 〜 It’s on 〜 | アイムォン(アイム+オン) ヒ(ー)ズォン(ヒ(ー)ズ+オン) イッツォン(イッツ+オン) | |
at | I’m at 〜 He’s at 〜 It’s at 〜 | アイムァット(アイム+アット) ヒ(ー)ズァット(ヒ(ー)ズ+アット) イッツァット(イッツ+アット) | |
in | I’m in 〜 He’s in 〜 It’s in 〜 | アイムィン(アイム+イン) ヒ(ー)ズィン(ヒ(ー)ズ+イン) イッツィン(イッツ+イン) | |
of | One of 〜 A cup of 〜 A friend of 〜 | ワ(ン)ノブ(ワン+オブ) カップォブ(カップ+オブ) フレンドォブ(フレンド+オブ) | |
I have a 〜 | ハバ(ハヴァ)(ハブ+ア) | |
On a 〜 In a 〜 | オンナ(オン+ア) インナ(イン+ア) | |
2.リダクションとは
リダクションとは、文字上ではスペル表記があるのにも関わらず、発音上では消えてしまうことを指します。
リダクションの例
- Have a good day.
「good」のdは発音されず、「good day(グッデイ)」と発音します。
- his/her/them
文の途中にこれらが含まれると「h」「th」が発音されずに消えます。例えば、
I love his song. | アイラブ「ヒズソング」→ アイラブ「イズソング」 |
It’s her dog. | イッツ「ハードッグ」→ イッツ「アードッグ」 |
Talk to them. | トーク「トゥゼム」→ トーク「トゥエム」 |
3.フラッピング(タッピング)とは
フラッピング(タッピング)とは、スペルは「t」なのに「r」または「d」の音で発音されることです。
基本的にはアメリカ英語で頻繁に使われる発音方法です。
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イギリス英語を勉強中の方はスキップしてOK!
フラッピング(タッピング)の例
(カタカナ表記だと、フラッピングが1番しっくりこない気がします…あくまでも文字は参考で、実際の音を聴いてみてください)
better bitter butter butterfly | ベラー/ベダー ビラー/ビダー バラー/バダー バラフライ/バダフライ | |
party university | パーリィ/パーディ ユニバーシリィ/ユニバーシディ | |
hospotal | ホスピラル/ホスピダル | |
〜ちょっと豆知識〜 rかdのどちらで発音するかは、出身国によって意見が分かれるようです。その理由は、「r」だと舌が歯茎や歯に当たらない形で発音する国からすると、tがrになってしまうと「party」が「パーウィー」のような発音になるため実際の発音と少し違ってしまいます。日本語の「r」は「らりるれろ」で発音するとわかるように舌が口内に当たって発音されるため、tがrであってもdであってもどちらでも間違ってないです。私個人的にはrの「パーリー」かdの「パーディー」だと「パーリー」の方が近く感じます。単語にもよりますが、tがrかdになって発音されることがある、と覚えておけばOKです。
特別編:フラッピング+リンキング
3つの種類の音の変化をご紹介してきましたが、さらに2つの音の変化が組み合わさることもあります。
以下はフラッピングとリンキングが組み合わさって発音される例です。
フラッピングによって「t」の発音が変化し、さらにリンキングによって「t」が母音の影響を受けるパターンです。
what I that I but I | 「ワット+アイ」→「ワッド+アイ」→「ワラ(ダ)イ」 「ザ(ダ)ット+アイ」→「ザッド+アイ」→「ザ(ダ)ライ」 「バット+アイ」→「バッド+アイ」→「バラ(ダ)イ」 |
at a 〜 | 「アット+ア」→「アッド+ア」→「アッラ(ダ)」 |
もっと詳しく勉強したい人に!おすすめの本
ここまで各種類ごとに例を挙げて説明してきましたが、例はほんの一部です。
一部ではあるのものの、本記事で紹介した例を聞き取れる・発音できるようになれば、他の単語でも十分応用が効くと思います。
なのでひたすら聞いてみる→口で言ってみるという練習をおすすめ。
しかし中には「もっと根本的に理解したい!」という方もおられると思うので、そのような方には以下の本をおすすめします。(リンク先はAmazonです)
かなり細かくリンキングやリダクション、フラッピングについて原則から説明されており、例もたくさん載っています。
音声つきなので、必ず音声を聞いて勉強してくださいね。
1冊目よりもさらに簡単に発音について記載されています。説明よりも例文が多いので、初心者やたくさんの例を知りたい!という方におすすめです。
アメリカの子どもたちがどのように発音を学ぶのか?という視点があったりと、理論的かつ感覚的にも学習することができます。
CD付きなのでこちらも音声を上手く活用していただきたいです。
動画で練習する!おすすめYoutube
リンキング(リエゾン)、リダクション、フラッピング(タッピング)について説明している動画はたくさんありますが、その中でもおすすめのYoutubeをご紹介します。
日本語字幕がないため、初心者の方には少しハイレベルな内容になるかもしれませんが、とても勉強になるのでぜひ彼らの説明を、難しい方には発音だけでも聴いてみる価値があります。
Rachel’s English最後に
私個人的には「将来、英語を人に教えたい!」という希望がある方でなければ、発音は論理的に頭で考える必要はあまりないと感じています。
発音できるかどうか、聞き取れるかどうか、それだけです。ネイティブの人も、自然と話しているだけで深くは考えていないですよね。考えなくてもできるようになることを目指しましょう。
そのためにはとにかく「聴く→真似する」これを「継続する」です。
これらをマスターするとリスニング・スピーキングともにかなり上達が早くなります。
リスニング上達方法をまとめた記事もあるのでぜひチェックしてみてください↓
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