効果的なリスニングの勉強方法を教えてほしい!
もちろんだよ!リスニングの上達に必要な知識と勉強方法を解説するよ
リスニングは筆者が英会話の中でも1番苦労した点です。
不自由なくリスニングができるようになるまでに3年もかかった筆者が考える「これをもっと早く知っておけばよかった」と思う効果的な勉強方法をご紹介していきます。
英会話上達にリスニングがどれほど大切かを力説している記事もありますので、読んでいただければさらにリスニング勉強に興味を持っていただけると思います↓
- リスニングに効果的な勉強方法
- まとめ:小さな範囲からマスターしていこう
リスニングに効果的な勉強方法
1.正しい発音を知る
みなさんは「聞き取れる単語」よりも「読める単語」の方が多いのではないですか?
その原因として「アルファベットの正しい発音方法を知らない」という事があります。
ネイティブのような正しい発音の学習には、フォニックス(Phonics)がおすすめです。
これを言える・聞けるようになることでリスニングの上達+カタカナ英語からの脱却に効果的です。
Youtubeで英語で「Phonics」と検索するとたくさん出てきます。
子供向けの動画が多いですが馬鹿にせず、動画と一緒に発音練習をしてみてください。
日本語の解説がある動画よりもできるだけ全て英語の動画をおすすめします。
また歌やリズムは色々なパターンがあるので自分の気に入ったものを選んでくださいね。
※アルファベットを分解して細かく解説している動画がありますが、興味のある方以外はそこまでやらなくても大丈夫です。動画を見ながら真似する程度でも続ければ効果は抜群。頭よりも身体で覚えましょう!
2.音の変化を知る(リエゾン・リダクション・フラッピング)
〜ざっくり解説。用語は覚えなくてOK〜
- リエゾンとは: 英語の隣り合うスペル同士、音がくっついて1つの音になること。例えば「Can I」は「キャン アイ」ではなく「キャナイ」というような音になる。
- リダクションとは: 発音がとても小さな音であり、聞こえないスペルがあること。例えば「sit down」は「スィッダウン」のような音になります。
- フラッピングとは: tがタ行ではなく、ラ行で発音されること。例えば「better」はベターではなく「べラー」のような音になります。
音の変化がなく文字をそのまま発音する日本語と違って、英語が聞き取りにくいと感じる原因の一つです。
フランクに砕けた話し方をする人ほどよく音を省略して話します。なのでTOEICや学校のリスニング試験では聞けるのにネイティブの人と対面で会話すると全く聞き取れない、というパターンがこの理由です。
基本的な音の変化のパターンを覚えておけば、リスニングがかなり聞き取りやすくなりますよ。
音の変化の具体的な例と詳しく解説している記事はこちら↓
3.アクセントを絞って集中特訓
アメリカ英語やイギリス英語、オーストラリアやニュージーランドなど、英語にはさまざまなアクセントがあります。
結論、初心者のうちは一つのアクセントに絞ってリスニング練習をしましょう。
理由として、いろんなアクセントでリスニング練習していると、一つの同じセリフでも聞き慣れるまでに時間がかかってしまい、結果的に聞き取れるようになるまでに時間がかかってしまうためです。
リスニングが徐々に上達してくると、他のどんなアクセントでも聞けるようになります。
なので1つ絞ったアクセントでリスニングが十分に行えない人はわざわざいろんな英語でリスニング練習する必要はないのです。
いつまでにリスニングができるようになりたい!という期限がある人にもおすすめの方法だよ
例えばケンブリッジ検定を受けようと思っている方はイギリス英語でリスニング練習する、カナダへワーキングホリデー予定の人はアメリカ英語で練習する、など。
目的があるならそれにあったアクセントで、または将来どのアクセントで自分が話せるようになりたいかで決めてもいいですね。
4.自分にとって聞き取りやすい英語を話す人を見つける
みなさんは誰かの話す英語を「この人の英語は他の人よりも聞き取りやすいな」と感じたことはありませんか?
人によって早口だったり、イントネーションや発音もそれぞれ違います。
あなたが聞き取りやすいと感じる話し方は、あなたにとって真似もしやすいのです。
なので徹底的に耳コピして真似しましょう。発音やフレーズ、イントネーションのインプットにすごく役立ちます。
自分が口に出して言えるまでインプットできると、リスニングがかなり上達します。
※「聞き取りやすい人がいない」という人は参考にしてみてください↓
初心者に日本語を母国語としつつも英語が話せる人の英語でリスニング練習するのがおすすめです。同じ日本語を話す者同士、発音の癖などに近いものがあり、日本人にとって聞き取りやすいことが多いからです。
5.目的に合ったシチュエーションの英会話を聞く
みなさんがリスニングをもっとできるようになりたい!と思う理由はなんですか??
その理由に合わせてリスニング練習のための動画や音源を変えることをおすすめします。
例えば、
- 目的が日常会話:2人以上の会話のキャッチボールがある映画やドラマ
- 目的が仕事:仕事を題材にした映画、自分の仕事の分野に近い話のYouTube動画など
目的が特にない人は、料理が好きだから料理の解説動画を英語でたくさん見るとかでも大丈夫です。
シチュエーションごとに必ず「よく使われるフレーズ」が存在します。なので、ジャンルを絞ることで高頻度で同じフレーズに触れることができるので耳が慣れやすい+フレーズのインプットができます。
6.聞き流しはNG。必ず意識して聞く習慣を
リスニング練習のために「流し聞き」をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
結論、流し聞きをしてもいいですが、それだけではほとんど意味がないので「リスニングだけの勉強時間」を確保しましょう。
聞き流しのデメリットは、わからなかったところをそのままにしてしまうこと。
聞き取れない単語やフレーズをそのままにしていてはいつまでも聞けるようにはなりません。
聞き流しだけではリスニングの上達に時間がかかり過ぎてしまいます。
まとめ:小さな範囲からマスターしていこう
ここまでリスニング練習のコツを書いてきましたが、言いたいことを要約すると、小さな範囲からマスターしていこう、ということです。
どういうことかというと、いきなりリスニングの練習!と言っても範囲が広すぎますよね。
スピーキングでもまずは単語から、文法、あいさつ、というように順番はいろいろありますがそれぞれにステップがあります。
それはリスニングでも同じで、まずはアメリカ英語から、など範囲を絞って勉強していきましょう。
そのほうが効果も感じやすいですし、モチベーションも維持しやすいです。
ここからは筆者の小話そして1番重要なことは「毎日継続する、リスニング練習する時間を1秒でも多く確保すること」。
それこそ「今日は疲れたから流し聞きだけしよう」でもいいんです。(それが毎日だと意味ないですが…)
リスニングは短期間ですぐに上達ものではないので、近道や特別な方法は無い、と思っておいてください。
本当にできるようになりたいなら、今日始めて、毎日してください。
どうせ毎日するのだから焦りやストレスなく、自分の好きな有名人の出ている映画や動画を見る、自分の好きなトピックを選ぶ、など、楽しんで勉強できるといいですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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