スピーキングの練習を頑張っているんだけどなかなか上手にならない…なんでだろう??
いいね、頑張ってるね!リスニングが上達すると、話すのも自然と上達するよ。リスニングも忘れずに勉強しよう!
みなさんはスピーキングの練習は頑張るのに、リスニングの勉強は「なんとなく」になっていませんか?
リスニングって実は、スピーキングの上達にダイレクトに関わる大事な要素の一つなんです。
今回はそんなリスニングの重要性について解説していきます。
リスニングは現地に行けばなんとかなるは嘘
みなさんは、「リスニングは現地に行けばなんとかなるだろう」と思っている方はいませんか?
実際には、TOEICや学校などでたくさんリスニング勉強をしていた人でも現地でのリスニングに苦労する人がほとんどです。
その理由は、TOEICなどの試験や洋画は、多くの人に聞いてもらうことを前提とした「セリフ」なので話し手は普段よりも相手に聞き取りやすいようにハッキリと話していることや、
対面やオンラインでの英会話レッスンでは、先生が生徒のために通常よりもゆっくりと話してくれていることが多いことから、現地で実際に体験する英語よりも比較的聞き取りやすい英語になっています。
そのため自分のリスニング力を過信してしまいやすく、実際に現地に行くと「あれ、こんなはずじゃなかった…」と後悔する人が多いのです。
スピーキングよりもリスニングを先に勉強するべき3つの理由
英語が話せるようになりたい方は「話す」ことに注目が行きがちですが、英会話初心者の人は特にリスニングに重点を置いて勉強することをおすすめします。
スピーキングよりもリスニングに重点をおくべき3つの理由は以下の通り。
- 聞き取れないと会話にならない
- 上達まで時間がかかるため、早めに勉強を始めるべき
- スピーキングの上達を妨げる
これらを解説していきます。
1.相手が何を言っているかわからず、会話にならない
当たり前ですが、相手からの質問を聞き取れないと答えることができませんよね。
さらに数人のグループで会話していると話がどんどん進んでいくので、聞き取れないまま意見をいうこともできず、会話が終わってしまうなんてことも。
さらに数人のグループで会話していると話がどんどん進んでいくので聞き取れないまま意見をいうこともできず、会話が終わってしまうなんてことも。
十分にスピーキングの練習を頑張ってきた人は「聞き取れさえすれば会話に入れるのに…」というもどかしい思いをする可能性もあります。
リスニングスキルの欠如はせっかく練習してき多ことを発揮する機会損失になってしまうどころか、会話のスタートラインにも立てない状態になってしまいます。
2.上達までに時間がかかるので早期から勉強を始めるべき
リスニングは上達までにかなり時間を要します。
どれだけ意識しながらリスニングをしたか、まさに経験値が上達のコツだからです。
毎日の積み重ねがカギです。
なので1秒でも早く、隙間時間を見つけてできるだけリスニング練習をしましょう。
3.聞き取れないことは真似して言うこともできない
聞き取れない単語やフレーズは、当たり前ですが真似して発音することはできないですよね。
ネイティブの真似をすることは英会話上達への1番の近道とも言えます。
なのでリスニングスキルの欠如はスピーキングの上達も妨げてしまうことにもなります。
リスニングスキルをいかに伸ばせるかが、英会話の総合としてのスキル上達の鍵となります。
リスニングはスピーキング上達のための最高のツール
多くの人は、英会話ができるようになるためにさまざまな単語やフレーズを単語帳や参考書などで勉強しますよね。
もちろんそれも効果的な方法ですが、英会話を上達したいならば、文字を見ずにリスニングで耳から学習することおすすめします。
理由としては、単語のスペルは英会話にはそれほど重要じゃない情報だからです。
発音できればスペルなんてどうだっていいみなさんは「正しく発音できる単語」よりも「書ける単語」の方が多いのではないですか?
単語をスペルから視覚的に勉強すると、スペルを覚えた上に発音を別で記憶する作業が必要になるので効率が悪いです。
対し、耳から勉強すると、英会話に重要な単語の正しい発音やイントネーションをダイレクトに覚える事ができます。
また、一つの単語をいろんな会話パターンで聞くことで、その単語がどんなシチュエーションの時に使われるのかを頭で記憶するのではなく、体感として身につけることができます。
極端に言えば聞いて理解でき、話すことができるなら、単語のスペルはどうでもいいということです。
スピーキングばかり勉強してしまうと陥りやすいこと
スピーキングの練習に重点を置いてしまい、リスニングを疎かにしてしまうと
- 会話のシチュエーションに合ってない発言で相手を誤解させてしまう
- 日本人の英語パターンから抜け出せない
ということが起こってしまう可能性があります。
義務教育で数年間、英語の授業を受けた日本人は英語の基本的な文法や単語を知っている人が多いので、すでに知っている単語をつなぎ合わせてある程度形になった英文を話すことができます。
しかし、知っている単語をつなぎ合わせただけの文章は不自然であることも多く、「それってつまりどういうこと?」と理解されない、または悪い場合は相手に誤解を与えてしまう可能性もあります。
また、義務教育での知識のままスピーキングの練習をすると、いかにも日本人らしい英語の癖が出ます。(例えば、相づちに「Really?」をよく使うなど)
今自分の知っている単語や文法で同じ意味の一つの文章を作ってくださいと言われると、多くの日本人が似ている英文を作ると思います。
英語も個性があって良いと思うし、どんな「癖」があったとしても通じるなら問題ないと思います。
しかし、聞き手に誤解を与えてしまったり、細かいニュアンスが伝えることができず相手と深い話ができない、といったことはできるだけ避けたいですよね。
まとめ:リスニングとスピーキングは相互関係
リスニングとスピーキングは相互関係にあります。
リスニングが伸びると、スピーキングも影響されて伸びます。
しかし実は、発音が上手くなるとリスニングも上達するんです。
リスニングでどうしても聞き取れないフレーズがあるときは、字幕などを読みながらそのフレーズを言えるようにする練習をしてみてください。
おそらく、そのフレーズを言えるようになったときにあなたはそのフレーズを聞き取れるようになっているはず。
二つが相互関係だからこそ、どちらも怠らずに勉強していきましょう。
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